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2019.04.04 レポート 

東北ESDフォーラムin岩手を開催しました(12/21、盛岡)

【東北ESDフォーラムin岩手】
~学びあい、広げよう(Education)、持続可能な世界へ向かって(Sustainable Development)~

 
日時:2019年12月21日(金)13:15~17:00
会場:アイーナ いわて県民情報交流センター 
        フォーラム会場/8F 研修室812
        パネル展示/4F 県民プラザ
参加:151名
主 催 東北ESDフォーラムin岩手実行委員会
共 催 ESD/ ユネスコスクール・東北コンソーシアム
運 営 東北地方ESD 活動支援センター、
    NPO 法人環境パートナーシップいわて
    ESD/ユネスコスクール・東北コンソーシアム
    東北地方環境事務所

=内容=
(1)開会
 1)開会あいさつ

小沢晴司氏(東北地方環境事務所 所長)
野澤日出夫氏
(東北ESD フォーラムin 岩手 実行委員長)
大友宏司氏(岩手県環境生活部 部長)

 2)来賓あいさつ

徳留丈士氏(文部科学省国際統括付(日本ユネスコ国内委員会事務局) 専門官)

(2)基調講演「SDGs を活用した地方創生・日本創生」

笹谷秀光氏(CSR/SDG コンサルタント)

(3)フリーセッション
(4)会場からの共有

佐々木明宏氏(NPO法人環境パートナーシップいわて)
パネル展示を見ての感想等について参加者からコメントを求め、会場内で共有しました。

(5)事例紹介
(6)クロージングセッション

コーディネーター 渋谷晃太郎氏(岩手県立大学総合政策学部環境政策講座 教授)
コメンテーター  市瀬智紀氏(宮城教育大学教員キャリア機構国際教育分野 教授)

(7)閉会

白幡勝美氏(ESD/ ユネスコスクール・東北コンソーシアム副会長)
 
 基調講演「SDGs を活用した地方創生・日本創生」
 笹谷秀光氏(CSR/SDG コンサルタント)

・ユネスコについて、英語のユネスコの意味を把握しなければなりません。日本には各地に来方神行事があり、ユネスコ文化遺産にも登録されています。文化の多様性が世界の発展に寄与することが認められて登録に至りました。
・これからは新たな価値を創造する力「協創力」が求められます。ESDとは「人との出会い」です。人が集まれば必ず対話が生まれます。発信しないと始まりません。
・共有価値の創造がCSVです。これからは発信型の「三方よし」が求められます。そしてSDGsはCSVです。17の目標が今後の社会価値になっていきます。
・「結」の文化に代表されるように、日本は根っこに持続可能な概念がある国だと思います。そして「美」や「感動」は持続可能の土台になります。モン・サン・ミッシェルでは土の道によって海を汚していました。世界遺産として多くの外国人が観光に訪れるのに恥ずかしいと地元の人たちが動き、現在は木造の橋が整備され、海の環境が改善され景観がよくなりました。
・今後の課題はブランドデザインです。共感を呼ぶコミュニケーションツールとしてSDGsを使うと取組をわかりやすく発信できます。協働のプラットフォームをうまく使っているところは取組自体もうまくいきます。

フリーセッション
パネル展示 参加団体

フリーセッションの時間を設け、4F県民プラザで実施したパネル展示会場で出展者・参加者同士の交流の時間を設けました。 


 
事例紹介

1)「共学、共育、共生の企業づくり~人を生かす経営を地域の隅々に~」

菊田哲氏(岩手県中小企業家同友会 事務局長) 
・岩手県内400名の経営者が集まり、よい会社、よい経営者、よい経営環境づくりを目指して日夜学び合う経営者の団体です。県内全域で300回を超す学びあいの場があります。
・中小企業憲章の行動指針には「人材の育成・確保を支援する」ことが明記されており、根底にはユネスコ学習権宣言があります。

 

2)「遠野の宝『ホップ和紙』~強靭和紙の開発と新たな利用価値を求めて~」

岩手県立遠野緑峰高等学校 草花研究班
・遠野市の特産品ホップの廃棄蔓を和紙に再生する研究を行っています。先輩方の研究を受け継ぎ、無漂白繊維の製造工程を確立すること、より強靭な和紙を開発することを目指して活動に取り組みました。
・水の使用量をこれまでの1/8に節約し、無漂白の和紙を作ることに成功しました。
・汎用性を広げるため、アクセサリーや衣装の開発に取組み、アクセサリーは7月に商品化しました。衣装はドレスが完成し、観光ホテルのブライダル宣伝アイテムとして活用していただいています。

 

3)「持続可能な地域を担う人材の育成~ユネスコスクールを通して~」

齋藤修一氏(只見町教育委員会元教育長)
・只見町では教育委員会が米焼酎作りに取り組んでいます。豪雪地帯であることから、農家は冬に仕事がありません。地元農家の協力を得て、そこに子ども達が地元産業の学習のために参画します。
・否定教育から肯定教育となることを目指しました。本当の生涯学習は職業を知ることだと考えています。


 
クロージングセッション

1)コメンテーターから

・冒頭に野澤実行委員長よりあった、2015年に第二の産業革命が始まったのではないか、とのご挨拶が印象的でした。
・笹谷氏のお話しでは、SDGs、SCVのつながりについて、日本の取組の中にすでにヒントがあるとお話がありました。細やかな知恵と工夫のことで、これらは東北の各地にもあるものと思います。
・新しい価値の創造は、新しい課題研究を通して行われていくものでしょう。新たな視点で地域の課題を見つめ直すことから始めなければなりません。
2)会場意見交換

・子ども、高齢者にも分かりやすく伝えられないか。日本語が直訳すぎる。
・遠回りでも子どもを変えることが近道だと思う。
・学習指導要領が変わり、これから教育現場も変わっていくだろう。学校に入っていく工夫、先生も受け入れる工夫、互いに歩み寄ることが必要だ。
・アイーナは、ESDのひとつのモデルが集まったような会場で素晴らしいと感じた。
・生徒が卒業した後、どんな活動にESDの学びが活かされるのか、学校側も手応えを感じたいと思っている。


 
まとめ
 県内外から151名の参加があり、盛会のうちに終えることができました。
実行委員会ではフォーラム会場(8F)とパネル展示会場(4F)が離れている点を懸念していましたが、基調講演と事例紹介の間にパネル展示を見ていただくフリーセッションの時間を設けたことで、出展者や参加者同士の対話が生まれ、情報収集に留まらずネットワークを広げる良い機会になったと好評でした。

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