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2024.01.12 当センター活動報告 

【ESD for 2030学び合いプロジェクト】第1回勉強会を開催しました(6/9)

◇「ESD for 2030 学び合いプロジェクト」とは
ESD活動支援センター(全国・地方8ヶ所)では、ESD活動推進に資するテーマを定めて地域内外のESD関係者に交流と学び合いの機会を提供するとともに、
得られた知見を活かし同様の取り組みを全国に広めていくことを目的としています。
→詳細はこちらをご覧ください(ESD活動支援センター)

 

◇ESD・気候変動教育の推進に関するコンセプトペーパー
→詳細はこちらをご覧ください(ESD活動支援センター)

 

ESD for 2030学び合いプロジェクト
東北モデルプログラム「ローカル課題から考える気候変動教育」 第1回勉強会
【開催日】2023年6月9日(金)
【会 場】青森県 青森市立堤小学校
【参 加】6学年72名

 

青森市内のリンゴ農家・ホタテ漁師・種苗店(農家)の3名をゲストティチャーとしてお呼びし、どのような気候変動の影響をそれぞれが受けているのか、3つのグループに分かれ、それぞれゲストティーチャーに質問しながらお話を伺いました。

 

○リンゴ農家グループ
・ ここ数年、気温上昇が進みリンゴの色づきが悪くなったことや、豪雨の被害を受ける農園があります。
・ また、品種改良も進められており、暑さに強い品種や津軽地方ではリンゴから桃の栽培に移行する動きもあります。
・ リンゴの枝の選定を雪が積もっている状態でやることで、機械等を使わず楽だったが、雪解けが早くなり作業が大変になりました。
・ 農家の高齢化が進む中で、作業が大変になってきているが、担い手がおらず大変です。
○ホタテ漁師グループ
・ ホタテは水温が上がると死んでしまうため、大きく被害が出ています。
・ 台風や豪雨の影響で、海が荒れると、ホタテ同士がぶつかり合い死んでしまうこともあります。
・ これまで南に生息していた魚が見られるようになり、ホタテのえさを食べてしまうことも影響としてあります。
・ 漁師の数が激減していて、この先ホタテ漁自体がどうなってしまうかわからないです。
○種苗店(野菜)グループ
・ 気温の上昇により、これまで育てられていたレタスなどの育成が難しくなった反面、これまで育てることができなかった野菜を作ることが
できるようになりました。
・ 野菜自体の品質や大きさに等に影響があると感じています。
・ 気温の上昇により、害虫や病気が増えていることも影響としてあります。トマトは特に影響を受けています。

※ 各グループの内容は抜粋になります

 

気候変動の影響の話に加え、担い手不足の話や経済の話など多くの視点からの現状をお聞きすることができました。
児童は、これまでインターネットで気候変動、地球温暖化のことを調べてきていましたが、生の声だからこそ聞ける情報に驚いていました。
身近に起きていることを知ることで、より自分事になる機会となりました。

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