◆「ESD for 2030学び合いプロジェクト」とは
気候変動を切り口としたテーマを定めて、地域内外のESD関係者に交流と学び合いの機会を提供すること、得られた知見を活かし同様の取り組みを全国に広めていくことを目的としています。全国8カ所の地方ESD活動支援センターが、地域の課題を考慮してプロジェクトを運営します。
桂市民センター講座「防災・減災を学ぼう」 教えて斎藤さん!~お天気のあんなことこんなこと~(学び合いプロジェクト実践活動)
【会 場】仙台市桂市民センター
【参 加】66名
【主 催】仙台市桂市民センター
【共 催】東北地方ESD活動支援センター
【内 容】
・開会
・挨拶:桂市民センター 館長 板垣和幸氏
・講師紹介
・講演会:【講師】斎藤 恭紀 氏(福島テレビ株式会社 営業・メディア本部報道局報道部 気象予報士・防災士)
・閉会
◆東北地方ESD活動支援センターの取組み:「市民施設における気候変動教育」
今年度は、仙台市内の市民施設(市民センター)を運営する市民センター職員を対象とした学び合いプロジェクトを実施しました。地域住民向けの講座企画に気候変動のテーマを盛り込むことで、地域のESD活動の推進を目指しました。
これまでの勉強会で学んだ内容を踏まえ、桂市民センター職員の皆さんが「地域防災講座」を開催しました。気象予報士・防災士の斎藤恭紀氏による講演では、気象変動に伴う水害や災害のリスクと防災対策について、仙台市泉区の地域情報を交えた話がありました。地形的特徴や地域の歴史にと合わせて災害ハザードマップを学ぶことで、防災・減災に対する意識を高めることにつながります。講座には子どもから80代まで幅広い世代が参加し多くの人が集まりました。市民センターで気候変動教育講座を実施することで、生涯教育としてのESDの重要性を改めて感じました。
≪参加者の声(アンケートより抜粋)≫
・身近な問題をわかりやすく、端的にお話いただき改めて防災意識を持つことができました。活力あるお話に力をいただきました。
・気候変動による災害のリスクは考えていたより大きなことと驚きました。
・水害の話が非常に参考になった。住居付近を再考しようと思う。
・自分自身が防災等に意識を高めていかなければいけないと思った。今日聞いた話をたくさんの人に伝えていきたいと思う。
・避難訓練の他にこうした講座が開かれていることを初めて知りました。斎藤さんの話は、分かりやすく過去の事例も取り上げて、より身近な危険を考え直すきっかけになった。